A5判、並製本、308頁、定価2,300円+税
ISBN 978-4-907965-10-5
2018年3月1日刊
徳川体制下で行われた、類のない藩統治の実態
小倉藩と千束・小倉新田藩の歴史を、千束小笠原家に伝わる新たな資料を加えて読み解く。語り伝えられている「歴史」は果たして真実なのか?隠された真相の解明に真正面から挑んだ渾身の研究。
【内容】
小倉新田藩の創設/小倉藩による支配の真相/小笠原真方の遭難死/小倉の御変動について/九代藩主・小笠原貞正の誕生/貞正・大阪警衛の任に就く/長州再御征伐叢譜について/小笠原忠幹の亡くなった日/藩公一行の肥後国退避/版籍奉還と小笠原媛子の墓/虚構と史実が混在する千束の歴史話/千束という土地のこと/旭城とは何か/千塚原古墳とは何か/藩名「千束」の由来/千束藩の真の姿 他
【著者】池上兼正(いけがみ・かねたか)
小倉新田藩研究家。昭和22年、小倉新田藩士の曾孫として福岡県京都郡苅田町に生まれる。現在、北九州市小倉南区に在住。